風都探偵第3話「tに気をつけろ 3/街の切り札」内容と感想

仮面ライダーW

前回

風都探偵第2話「tに気をつけろ 2/相棒は魔少年」

内容

バラバラになった死体を見る翔太朗。

(新たな『ロード』の犠牲者が出た…)

「特別にガイシャを見せたんだ。

 なんか情報が入ったら頼むぜ、翔太朗」

風都署の刃野が翔太朗に言う。

「うっす…」

(そもそも最初にジンさん…刃野刑事たちが動いている時点で警戒するべきだった。

 彼らは超常犯罪捜査課という風都署の特殊セクションの人間だ。

 ガイアメモリが絡んでなければそもそも嗅ぎ回ったりしないはずなんだ…)

「…ああ、そうだ。焼き切れたみたいにバラバラに切断された死体だった…」

翔太朗はフィリップと携帯で会話する。

「ロードの仕業だね。間違いない。被害者はまた立川のビルの関係者なのかい?」

「それが…今回は裂けた身体に身元がわかるものが残されていたんだ。

 高木雅彦・22歳。西風切の商社に勤める会社員だ…」

「西風切…夕凪町ではないのか。しかも一般市民…

 するとやはり立川の部下が殺されたのも怨恨の線ではなく、

 ただ単にエネルギーを消費したロードが無差別的に餌にした中の一人だった、

 という事になるね。盗難の形跡は?」

「財布やカバンはない…犯人に奪われたんだろう。」

「…翔太朗…まず現時点でのぼくの推理を言おう。

 ロードの正体はときめだ。」

「…」

「彼女は、ガイアメモリを使い、異次元の裏道を作っていった。

 そして自在にそれを行き来し、追い剥ぎを繰り返してきた。

 だが道をつくるために消耗が抑えきれずに、ついに人間を食い始めた。

 たまたまその第一の犠牲者が立川の部下だった…」

「俺も…同じ考えだ。現時点では。」

「声がそう言っていないよ。何か引っかかるんだろう?」

「ああ…その『何か』がなんなのかは、これから突き止める!」

通話を終える翔太朗とフィリップ

「やれやれ。『魔女に恋した男』…は一人ではなかった、という事か…

 あの優しさ、甘さが翔太朗の魅力ではあるのだが…

 …今回は思ったよりも重症かもしれないぞ。」

(俺はもう一度街の隅々まで嗅ぎ回って魔女の情報を集め始めた。

 警察、悪党、そして依頼人…

 彼女を追う誰よりも先に俺が見つけなければならない。

 なぜかそんな気がしていた。)

「…マジで手がかりが見つからねぇ…

 …本当に風都の出身なのかあいつ…?」

(もしときめがロードなら、忠太さんになんて言えばいいんだ。

 もうかばいきれるレベルの相手じゃねえ…)

「翔太朗さん?」

「…昌?」

「まあ、色々うまくいかない事はあるよね。元気出して。」

(こいつの名前は青山昌。俺の仲間の一人だ。

 優しい子なんだが、仮にもプロが中学生に慰められると逆に傷つく、

 というのがわかってないらしい…)

「…ま、探偵の調査って箱には、ほとんど徒労しか詰まってねえ。

 それでも覚悟の上で開け続けるのが仕事だ…」

「そうそう。そういうカッコいい事言ってる方が翔太朗さんらしいよ。」

「…カッコいいのは俺じゃない。」

「えっ、」

「俺の台詞は、大抵おやっさんの受け売りだ。

 駆け出しの探偵助手だった頃…いや、初めて出会ったガキの頃からずっと憧れてたんだ。

 俺も依頼人から頼られる、おやっさんみたいな街の切り札になりたかった。

 だけど全然足りてねえ…」

「…お師匠さんにはまだ及んでないかもしれないけど、

 翔太朗さんに救われた人はこの街にたくさんいるじゃないか。

 ぼくもそうだよ。」

「…昌。」

昌の言葉に少し涙ぐむ翔太朗。

「昌くーん、

 これ!頼まれた物!」

美少女が昌に声をかける。

「ありがとう!」

「だ、誰だこの子?」

「クラスメートだよ。

 亜樹子さんから今回の事件の事聞いたんで、学校の魔女の噂話をかき集めてもらったんだ。

 何も手がかりがないよりいいでしょ?はい。」

そういうと昌はクラスメートの美少女が持ってきたノートを翔太朗に渡す。

「あ、ありがてえけど…なんでそれをこの子が…」

「だってぼく…自分一人じゃなんにもできないもん!」

「ええっ!?

 …俺、色々一人で背負い込みすぎなのかな。昌の爽やかさが羨ましい。

 だいいち、中坊のくせに彼女持ちとは、

 あんにゃろうめ。俺だっていないのに…!」

ときめの姿が翔太朗の頭に浮かぶ。

「…な、なんであいつの顔が浮かぶんだ。」

昌から渡されたノートを見る翔太朗。

(昌のプレゼントは思わぬ突破口となった。

 彼の集めた噂話は『友達の友達から聞いた』というような信憑性の低い物が

 ほとんどだったが、一つだけひっかかる話があったのだ。)

「これだ!」

(この樹の下で魔女に出くわした生徒たちがいた…)

「いいよねー、この花の香り。」

「あたしも好きー。」

「…あたしもだよ。」

「きゃっ!?」

「だから消えな。せっかくの花の香りがあんたたちの血の匂いで汚れる…」

女子生徒達を攻撃が襲う

「キャッ…」

「早く消えろ!!」

ハナミズキだ。

 あいつと…同じ香りがする…!」

(あらゆる痕跡を残さないときめの唯一のヒント、それがこの花だった。

 俺は夕凪町のすべてのハナミズキの樹の場所を調べた。そして…)

「ここ、って事になるよな。

 一番でかいハナミズキの樹があって、ときめが現れそうな場所…」

その場所は立川のビルが近くにある場所だった。

「やっぱ立川の土地か。

 とはいえこの樹の周りを調べねえわけにも…うえっ?

 ちゅ、忠太さん!?」

そこには翔太朗の依頼人坪崎忠太がいた。

「!しょ、翔太朗さん!?」

「な、何やってんだ!ここは危ねえ奴らの土地だってわかってるんだろう!?」

「わ、わかってますけど…」

「事件の事は俺に任せておいてくれ!」

「…いやです!」

「えっ?」

「もうあなただけに任せてはおけません。

 翔太朗さん、口だけじゃないですか。どんどんボクはときめさんから遠ざかっていく!

 もうじっとしてられないんですよ!」

「うっ…」

「ボクは自分で彼女を捜します!」

ザワ…

「!危ない!」

ズバババッ ジュウゥ

地面が焼き切れる。

「腹が減ったよ…消耗が…どんどん激しくなる…」

「あ、あれがっ…」

翔太朗達の前にロード・ドーパントが現れた。

「…ロード!」

「…その名を知っているのか、だったら生かしておけない。

 獲物にちょうどいいかも、ね」

グパァァァッ

大きく口を開き、腕から高熱の車輪のような攻撃を繰り出そうとするロード・ドーパント。

(ときめ!…なのかあれが!?

 いずれにせよ、あの攻撃はもう避けきれねえ!)

「忠太さん!俺を信じて目をつぶってくれ。」

「えt?」

「口先ばかりで空回りが多い俺だが、

 一つだけ死んでもやると決めてる事がある

 それが…依頼人を守る、という事だ!

ロード・ドーパントの攻撃を迎え撃つ翔太朗。

懐から、何かを取り出す、翔太朗の姿があった。

風都探偵01巻 第3話「tに気をつけろ 3/街の切り札」より

次回

第4話「tに気をつけろ 4/半熟の意地」

感想

ドーパントが初登場!

そして忠太を守る為に、翔太朗の決め台詞と共に取り出したのは…

Wドライバー!?

依頼人を守る翔太朗がカッコいい。

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