仮面ライダーゼロワン第11話「カメラを止めるな、アイツを止めろ!」

前回

第10話「オレは俳優、大和田伸也!」

この話に登場する仮面ライダー

仮面ライダーゼロワン/飛電 或人

仮面ライダーバルカン/不破 諌

仮面ライダーバルキリー/刃 唯阿

内容

飛電インテリジェンスがイメージアップのために始めたドラマ制作プロジェクト。しかし、滅亡迅雷.netの襲撃や大御所俳優・大和田伸也のこだわりで計画は難航していた。或人は成功をかたくなに信じるが…

「大和田さんがドラマの降板を訴えています!」

「えっ…?」

「いや、継続するはずだ。飛電インテリジェンス崩壊という面白いドラマが。これは私のシナリオ通り。100%…いや1000%。」

お前の標的はこの男だ

滅が破壊された暗殺ヒューマギアを復元している。

「バックアップデータを復元した。あの俳優のおかげでラーニング完了間近だ。」

「滅。暗殺ちゃんね、この前お友達狙おうとしたんだよ。」

「そうか。素晴らしい。」

「えっ!?ええーーっ!?」

「迅、お前よりも成長が目覚ましい。」

起動し、迅に向かって不適な笑いを浮かべる暗殺ヒューマギア。

「んっ!もういいよ!滅の言う事なんか聞かないもんね。」

「暗殺。お前の標的はこの男だ。」

「…大和田伸也…。師匠…!」

僕は昔、ヒューマギアに救われたんです。

「監督。」「ん?」

「この作品、お蔵入りじゃないっすかね。」

「どうだろう…。今飛電の社長直々に説得してるみたいだけどな…。」

「あなた方はこのスペシャルドラマで会社のイメージアップを図りたいんだろう?」

「それもあります。ですが…。」

「そこが私とはずれてるんだ。」

「えっ?」

撮影現場の控室で話し合いをする大和田伸也と或人。

そしてそこに滅亡迅雷の滅が侵入していた。

「私はね、見た人が本当に楽しめるドラマをやりたいんだ。社長さん。あんたエンジの芝居に人間の厚みを感じられますか?」

「人間の厚みですか…?」

「芝居ってのはね、こう…人間と人間のぶつかり合いなんだ。しょせんヒューマギアは機械だろ?それらしい演技を小手先でされても、それは芝居じゃない。芝居ってのは人間の厚みが出るもんだ。」

「…確かにヒューマギアは機械です。ただ、接する人によって変わっていきます。」

「どういうことだ?」

「心を込めて向き合えば、ヒューマギアはそれに応えてくれます。ですがいい加減に扱うといい関係は作れません。それって、人と人とのぶつかり合いと一緒じゃないですか?もちろん会社のイメージも大事です。ですが、僕はそれ以上に皆さんにヒューマギアの可能性を知ってほしいと思ってます。」

別の控室で台本を見つめるエンジ。

「なんで僕がダメなんだろう…?」

その背後に、滅がゼツメライズキーとゼツメライザーを手にとり微笑む。

「大和田さん。もう一度、松田エンジを…ヒューマギアの可能性を信じてもらえませんか?それに僕は昔、ヒューマギアに救われたんです。」

「救われた?」

撮影現場に戻ってきたエンジ。

「おうエンジ。どうした?」

「人間を絶滅させる。」

アルシノ!ゼツメライズ!

「アアアアーーッ!」

エンジは、アルシノマギアへと変身した。

「ホントに現れたか。」

サンダー!オーソライズ!KamenRider…

「変身!」

ショットライズ!ライトニングホーネット!

護衛にあたっていた唯阿が、仮面ライダーバルキリー・ライトニングホーネットに変身し、アルシノマギアと戦う。

或人のライズフォンの着信が鳴る。

「えっ?エンジが!?」

或人は仮面ライダーゼロワン・バイティングシャークに変身し、バルキリーとエンジの元に向かった。

「エンジ!」

「聖戦は続いている。滅亡迅雷.netの意志のままに…。」

アローライズ!

エンジを止めようとするゼロワンの前に、仮面ライダー滅・スティングスコーピオンが現れた。

「滅亡迅雷…!フッ!」

ブレードライズ!「はああーーーっ!!」

──

このシナリオ、もっと劇的にしてみよう。

アタッシュカリバーで滅に攻撃を仕掛けるゼロワンだが、アタッシュアローで戦う滅に攻撃が通用しない。

「ハッ!」「うわあーっ!」

アルシノマギアと交戦しているバルキリー。

「フンッ!」

サンダー!ライトニングブラストフィーバー!

「ハァッ!」「うわあーーーっ!」

バルキリーのサンダーライトニングブラストフィーバーが、アルシノマギアを破壊した。

「フッ!」

バルキリーは、破壊したアルシノマギアのゼツメライズキーを回収する。

破壊されたアルシノマギアを見た滅は、どこかへと消えていった。

アルシノマギアの暴走によって崩壊した撮影現場を見て言葉を失う或人。

「ああ…。」

焦げたエンジの台本を拾い上げる或人の背中を、大和田伸也がみつめていた。

天津垓に回収したアルシノゼツメライズキーを渡す唯阿。

「よく取ってきてくれた。お疲れ様。」

「一つ質問です。ゼツメライズキーが使われると、なぜおわかりだったんでしょう?」

「このシナリオ、もっと劇的にしてみよう。」

副社長の福添達と或人が会議をしている。

「ドラマプロジェクトは中止とします。大和田伸也さんの降板に、松田エンジも破壊されて我が社のダメージは大きい。社長。この責任は取っていただきます!」

「あれ?エグゼクティブプロデューサーでは…?」

「社長!よろしいですね?」

机を叩きながら或人にそう告げる福添。

「その決定は早すぎるんじゃないか?」

「大和田さん!」

「社長さん。さっき言ってたよね。私も同じだ。私は昔、芝居に救われたんだ。なんの取りえもない私は芝居をやることで、芝居を信じることでここまできたんだ。だからまた、信じてみたい。ヒューマギアの可能性を。俳優ヒューマギア、松田エンジを。」

「でも…あの時のエンジはもういないんです。新しい個体を作り直してもそれだけじゃ…。」

「いいじゃないか。また一からやれば。ビシビシ演技指導してやるよ。お前を救えるのは、俺だけだ。」

「それは…!鼠さんのセリフ!」

「ハハハッ。続けよう!このドラマ『義理人情刑事ギリィ』!」

「はい!」

「ちょちょ…ちょっと待て!中止と言ったら中止だ!」

「我が社において或人社長の意思決定は絶対です。」

「はい~!それじゃあ…!」

撮影現場へとやってきた或人。

「撮影、再開します!よろしくお願いします!」

「よろしくお願いします!よし、いくぞ!」「はい!」

「はあ…よ~し、やるぞ。」「はい。」

新たなエンジを肩をたたく大和田伸也。

「では、スタンバイのほうよろしくお願いいたします!」

「おう。」

「ではリハーサル開始しまーす!」

「撮影を再開するなんてふざけたまねを…。」

エイムズも護衛を再開していた。

「飛電或人社長。ご足労願えますか?」

「えっ?」

撮影を笑顔で見守る或人に、唯阿が声を掛ける。

「ザイア!?」

「ああ。ザイアはAIはもちろん、宇宙開発などのテクノロジー事業を全般的に扱うトータルカンパニーだ。」

「うちより大きな世界的大企業ですよね?以前、うちの会社とヒューマギア運用プロジェクトを共同開発していたっていう…。っていうかなんであなたが?」

「私はザイアの人間だ。」

「えっ!?そうなの?」

「今はエイムズへ出向し、技術顧問を担当している。」

「なるほど…。」

「ようこそザイアへ。飛電或人代表取締役社長。」

「どうも…。」

「うわあーーっ!」

天津垓の元へと案内された或人。 垓が腕に付けた機械を操作すると、殺風景だった社長室が、瞬く間に応接室へと切り替わった。

「えっ!?なんだ?これ…。」

「はじめまして。私、ザイアエンタープライズジャパン代表取締役社長、天津垓です。」

「あっ…。今、これしかなくて…。」

そう言うと或人は、自分のライズフォンから電子名刺を天津の端末に飛ばす。

飛電インテリジェンスをお売りいただきたい。

「よろしくお願いいたします。」

「はじめまして…。」

「飛電或人さん。折り入ってご相談があります。」

「はい。」

「飛電インテリジェンスをお売りいただきたい。」

「…はあ!?」

「悪いな。これは陰謀なんだ。ギリィ、すまない。」

「お…お前が裏で糸を引いていたのか!?」

「お前を救えるのは俺だけだ。」

「鼠…!」

「お前を強くできるのも俺だけだ。」

裏切りの刑事役の俳優が、大和田伸也に向かって銃を撃つ。

「それは、どういう意味ですか?」

「お早い決断をされたほうが今後の御社のためにもよろしいかと思われます。」

胸を押さえて倒れる大和田伸也。

「カーーット!オッケー!」「オッケー!」

「いやあ大和田さんさすがです~!…あれ?大和田さん?」

刑事役の俳優の背後に、本物の銃を構えた暗殺ヒューマギアが立っていた。

「標的…師匠を暗殺。ラーニング完了。」

「ヒューマギア…!」「ああ…!」

「ヒューマギアだ…!大和田さん!」「大和田さん!」「誰か救急車!」

護衛にあたっていた不破は、異変を察知して現場へ向かう。

現場から逃走する暗殺ヒューマギアと不破が遭遇する。

「何度ぶっ壊されれば気が済む!?」

ドードー!バレット!

「うっ…!ああっ!」オーソライズ!KamenRider…

「変身!」「暗殺。」

ショットライズ!ゼツメライズ!

シューティングウルフ!

──

絶対に許さない!

大急ぎで現場に向かう或人。

「大和田さん!」

「社長!ヒューマギアが人を撃った!」

「えっ…?」

「ヒューマギアは殺人マシンだ!」

「そう。人類を滅ぼすのが我々の使命。これは新たな革命だ。ヒューマギアが人間に手をかけた。」

滅が現れ、そう告げる。

「滅亡迅雷…!」

「ヒューマギアは人類を滅ぼす存在だ。」

「ふざけるな!絶対に許さない!」

ポイズン!ジャンプ!オーソライズ!

「変身!」プログライズ!ライジングホッパー

「変身。」フォースライズ!スティングスコーピオン!

「はあああーーー!!」ブレードライズ!

アローライズ!

アタッシュカリバーで斬りかかるゼロワン。それをアタッシュアローで受け止める滅。

バルカンはドードーマギアと交戦している。

至近距離からのアタッシュショットガンが命中するも、ドードーマギアは全く意に介していない。

「うわぁ!!」

ドードーマギアの銃撃に吹き飛ばされるバルカン。

パワー!パンチングカバンショット!

「うわああーー!!」

バルカンはアタッシュショットガンにパンチングコングキーを差しこみ、パンチングカバンショットを放つ。

しかし、ドードーマギアはいとも簡単に受け止め、かき消した。

そのままバルカンに斬りかかり、一方的に攻撃を与える。

ゼロワンの流れるような攻撃も、滅に完全に見切られている。

ドードーマギアから放たれたミサイルが、バルカンを襲う。

攻撃を受け過ぎたバルカンは、変身が解けてしまった。

滅びの放ったアタッシュアローが、ゼロワンに命中し、爆発で吹き飛ばされる。

「負けるか…!」

プレス!オーソライズ!

プログライズ!ブレイキングマンモス!

Larger than life to crush like a machine

「フン!」ブレイキングインパクト!

「はあああああーーーーーっ!!」

ゼロワンの放つブレイキングインパクトが、滅を押しつぶす。

「あっ…!?」

しかし、スティングスコーピオンに覆われた滅は、全くの無傷だった。

「フン」「ああ…!」

「革命は続く。人類は…」「滅びゆく定めだ。任務完了。」

「ううっ…!」

目的を果たした滅とドードーマギアは、どこかへと去っていった。

「あのマギア…想像よりはるかに成長してるな…!」

「俳優の大和田伸也さんを狙撃したのは、飛電インテリジェンス製の人工知能搭載人型ロボ、ヒューマギアでした。以前公表された映像と同様に人型のまま凶行に至りました。大和田さんは一命を取り留め、現在回復に向け治療をしているとのことです。ヒューマギアの犯行を受け、警視庁は本日中にも飛電インテリジェンスへの強制捜査に乗り出すと見られています。」

大量のパトカーが飛電インテリジェンスへとやってくる。

或人は社長室で天津垓の言葉を思い出す。

「それはどういう意味ですか?」

「お早い決断をされたほうが今後の御社のためにもよろしいかと思われます。悩まれるくらいなら撮影現場に戻られてみてはいかがですか?御社に非常事態が起きるはずです。」

衛星ゼアからの命令を受信 構築を開始します

誰も操作していないはずのラボが、ひとりでに動き始めたのだった。

次回予告

「イズの兄さん!?」

名探偵はイズの兄!?

「まるで人間の探偵だ。」

暗殺ちゃんのトリックを解明せよ!

「お前たちの命令は退屈だ。」

「謎はすべて解けた。」

「ピッカピカのバッタきたー!」

第12話「アノ名探偵がやってきた」

感想

ドードーマギアが手がつけれないほど強くなってきてますね…。さらに現状で最強のブレイキングマンモスすらも滅に通用しませんでした。来週、イズの兄ワズ・ナゾートクが登場。そしてドードーマギアらしきマギアが、迅に襲い掛かってるようにも見えましたが…自我が芽生えすぎた? そしてついにゼロワンがシャイニングホッパーへとパワーアップするようです。これで滅に勝てるのか?

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